今回は、世界で最も寒い場所ランキングベスト7をご紹介します。
寒さが厳しく、一度は耳にしたことがあるような地域から、意外に寒い場所まで幅広くピックアップしました。
これらの地域では、氷点下の気温が当たり前であり、極寒の自然環境が生み出す独特の景観や生態系が存在しています。
それでは早速、世界で最も寒い場所ランキングベスト7を見ていきましょう!
0℃以下で起こる現象
0℃: 水が氷に凍る、水が最も密度が高くなる
-10℃: 食品の冷凍保存が可能になる、雪が軽くパウダースノーになる
-20℃: 人間の皮膚が霜焼けを起こしやすくなる、呼吸すると鼻毛が凍る
-30℃: ゴムやプラスチックが脆くなる、通常の自動車バッテリーが動作しにくくなる
-40℃: 液体窒素が沸騰し始める、野生動物の活動が大幅に減少する
-50℃: 非常に濃いアルコール以外の液体が凍り始める、通常の潤滑油が固まる
-60℃: バナナやウィンナーが凍って釘のように硬くなる、カーボン鋼が脆くなる
-70℃: 極低温用の特殊な潤滑油が必要になる、電子機器の性能が低下する
-80℃: 二酸化炭素が固体の乾氷になる、肺の水分が凍って呼吸が困難になる
-90℃: 一部の強力な冷凍技術で必要な温度、液体ヘリウムの沸点
7位 カナダ・エカチィ
エカチィはカナダのノースウエスト準州にある、人口約300人の小さな村です。冬期間には、気温が-40℃を下回ることも珍しくありません。この寒さは、エカチィが北極圏内に位置することや、内陸性気候の影響を受けるためです。日本から観光で行くのは難しいかもしれませんが、野生動物観察やオーロラ観測が可能な場所です。
6位 アメリカ・バロー
バローはアメリカ・アラスカ州にある町で、北極圏内に位置しています。冬季には、平均気温が-25℃前後で、-50℃を下回ることもあります。寒冷な気候は、バローが北極海に面していることが一因です。日本から観光で訪れることは可能ですが、アクセスが難しい場所です。ホエールウォッチングや氷の海を楽しむことができます。
5位 ノルウェー・スヴァールバル諸島
スヴァールバル諸島はノルウェー領で、北極圏内にあります。冬季には平均気温が-20℃前後で、厳しい寒さが続きます。スヴァールバル諸島の寒さの理由は、北極海に近いことと、高緯度に位置していることが挙げられます。日本から観光で行くことが可能で、オーロラ観測や北極圏の野生動物を楽しめます。
4位 グリーンランド・イタコートルミット
イタコートルミットは、グリーンランド東海岸にある村で、冬季には平均気温が-20℃を下回ることがあります。この地域の寒さの理由は、北極海に面していることや、高緯度に位置しているためです。また、グリーンランドの氷床から冷たい空気が流れ込むことも影響しています。日本から観光で訪れることは可能ですが、アクセスが難しい場所です。氷河や氷山を楽しむことができます。
3位 シベリア・オイミャコン
オイミャコンはロシアのシベリア地方にある村で、気温が-50℃を下回ることもある、非常に寒い場所です。この地域の寒さは、内陸性気候の影響や、高緯度に位置していることが主な原因です。日本から観光で訪れることは可能ですが、アクセスが難しい場所です。シベリアの厳しい自然や氷河を体験できます。
2位 アンタルクティカ・ヴォストク基地
ヴォストク基地は南極大陸にあるロシアの研究所で、気温が-80℃を下回ることもあります。この地域の寒さは、南極大陸の高原に位置していることや、内陸性気候の影響を受けるためです。一般の観光客が訪れることは難しい場所で、主に研究者が滞在しています。
1位 アンタルクティカ・ドームA
ドームAは南極大陸の最も寒い場所で、気温が-90℃を下回ることもあります。寒さの理由は、南極大陸の高原に位置していることや、内陸性気候の影響が大きいためです。ドームAは一般の観光客が訪れることはできず、主に科学研究のために訪れる研究者がいます。
まとめ
いかがでしたか?世界で最も寒い場所ランキングベスト7では、アンタルクティカやシベリアなど、極寒の地域がランクインしました。それぞれの地域で独特の自然や風土があり、寒さを生み出している要因も異なります。観光で訪れることが難しい場所もありますが、冒険心をくすぐる魅力的なスポットが多く存在しています。オーロラ観測や野生動物観察、氷河や氷山の景観など、これらの場所でしか体験できない貴重な経験が待っています。
この記事を読んで、寒さに興味を持った方や、これまで知らなかった地域を知ることができた方もいらっしゃるでしょう。もし機会があれば、寒さにも負けずに世界で最も寒い場所を訪れてみてはいかがでしょうか。ただし、寒冷地では適切な防寒対策が必須なので、訪問前に十分な準備を行いましょう。極寒の地域での素晴らしい体験が、きっとあなたを待っています。