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世界で一番大きいクワガタTOP7!顎を含めた最大体長で徹底比較

世界で一番大きいクワガタTOP7!顎を含めた最大体長で徹底比較

世界にはこんなに大きなクワガタが本当にいるの!?

今回は、そんな思わず目を疑うほどのサイズを誇る世界最大級のクワガタたちを、最大体長(顎を含む)でランキングしました。

未知の迫力、ぜひご覧ください。

世界のクワガタの大きさランキングトップ7!

ちなみに日本で一番大きいクワガタはオオクワガタで、飼育下での94.1mmが現在の最高記録であり、野生下では76.6mmが最大とされています

第7位:ダールマンツヤクワガタ(106 mm)

スマトラ島の熱帯雨林に生息するダールマンツヤクワガタは、赤褐色のつややかな体と鋸歯状に大きく湾曲した巨大な大顎が魅力の大型種です。特にintermedia亜種は非常に大型化しやすく、最大体長106mmという記録も知られています。均整の取れた体形と張り出した前胸部が際立ち、標本としても高い評価を受けています。さらに、夜行性で木の樹液を求めて活動する野生の姿は、生態観察の魅力にもつながっています。

迫力のある外見に反して性格は比較的おとなしく、初心者にも扱いやすい種として知られています。標高や生息地によって体色や顎の形状が異なり、採集地ごとの個体差を楽しむことができる点も人気の理由です。飼育やブリードの実績も豊富で、コレクターやベテラン飼育者はもちろん、入門者にもおすすめできるバランスの取れた魅力的なクワガタです。また、飼育下でも丈夫で長寿な傾向があり、成虫でも比較的長期間楽しめることから、観賞用としても高い評価を得ています。

第6位:コンフキウスクワガタ(107.9 mm)

写真:Sarefo氏、CC BY-SA 2.5、Wikimedia Commonsより

中国南部からベトナムにかけての高地に生息するコンフキウスクワガタは、赤銅色の金属光沢をもつ美しい体と細身の体形が特徴の大型種です。その名は儒教の祖・孔子に由来しており、神秘的で格式ある印象を与えます。最大体長は107.9mmと記録されており、流通量の少なさから“幻のクワガタ”とも呼ばれています。細長く湾曲した大顎のフォルムは繊細ながらも力強さを感じさせ、コレクター垂涎の存在となっています。美しく独特な形状をもつこのクワガタは、標本として飾った際の存在感も格別で、その美しさに魅了されるファンは後を絶ちません。

市場に出回ることが非常に少なく、実物を目にできる機会は限られています。その希少性から価格も高騰しており、入手には専門知識と運が必要とされることもあります。飼育下での繁殖例も少ないため詳細な生態があまり知られておらず、未解明な部分が多いのも魅力のひとつです。昆虫ファンにとってはまさに“伝説級”ともいえる存在で、いつか出会いたいと願う愛好家も少なくありません。そのため、実物に出会った体験談は貴重な記録として共有されることが多く、イベントや展示会での登場は常に話題となります。

第5位:リノセロスフタマタクワガタ(109 mm)

インドネシアやマレー半島などの熱帯地域に広く分布するリノセロスフタマタクワガタは、屈強な体格と太く湾曲した大顎が特徴の大型種です。最大体長は109mmに達し、力強く押し出すようなフォルムから“戦車”のような印象を与えるクワガタでもあります。前胸部の盛り上がりや光沢のある黒褐色のボディも重厚感を演出しており、存在感の強さは群を抜いています。この種は標本としても高く評価されており、重量感のある造形と存在感から展示用としても人気があります。

非常に攻撃的な性格をしており、同種との闘争では激しく争う場面がよく観察されます。飼育下では力強くケース内を動き回る姿や、大顎で相手を押さえつける動作が迫力満点です。野生下では樹液場での激しい競争を生き抜いており、そのたくましさから“最強フタマタ”とも呼ばれることがあります。闘争本能と重厚な姿を兼ね備えた、力の象徴ともいえるクワガタです。そのパワフルな動きと勝気な性格から、観察対象としても非常に面白く、飼育する喜びを実感できる種です。

第4位:エラフスホソアカクワガタ(109 mm)

© Sq10 / Wikimedia Commons (CC BY 4.0)

東南アジアの熱帯雨林に生息するエラフスホソアカクワガタは、極端に細長い大顎が特徴的な美麗種です。その繊細で優雅なフォルムは他種には見られない独特な魅力を放ち、最大体長は109mmに達する記録があります。大顎はまるで針金のように細く、滑らかなカーブを描いており、標本としても非常に人気の高い種のひとつです。また、その細長い体型と構造は空気抵抗を抑える役割も果たしており、飛翔や移動においても機能的な形状といわれています。

飛翔能力にも優れており、羽を広げて飛ぶ姿は細身ながらも迫力があります。特に採集の際には夜間に灯火に飛来することもあり、運が良ければ自然下でその姿を観察することができます。細身の体とは裏腹に、意外と力強く樹皮にしっかりしがみつく力を持ち、野生での生存力も高いのが特徴です。独特のフォルムと生態が、多くの昆虫ファンを魅了しています。細部まで美しく、特に標本では大顎の長さやカーブの具合が映えるため、美術品のような存在としてコレクターから重宝されています。

第3位:パラワンオオヒラタクワガタ(111.3 mm)

© Udo Schmidt / Wikimedia Commons (CC BY-SA 3.0)

フィリピン・パラワン島に生息するパラワンオオヒラタクワガタは、世界最大級のオオヒラタとして知られています。その体は非常に平たく幅広で、重厚なフォルムが見る者に圧倒的な存在感を与えます。最大体長は111.3mmに達し、アジア産クワガタの中でもトップクラスのサイズを誇ります。太く力強い大顎は直線的に伸び、戦闘的な印象を強く与える構造です。そのボリューム感ある体型は、標本としても非常に見応えがあり、観賞用としての人気も高いです。

非常に攻撃的な性格を持ち、他の個体に対しても積極的に攻撃を仕掛ける習性があります。飼育下でも気性の荒さが目立ち、ケージ内での衝突は日常茶飯事です。そのため、多頭飼育には注意が必要とされ、個体ごとの管理が求められます。見た目・大きさ・強さのすべてを兼ね備えた、まさに“オオヒラタの王”と呼ぶにふさわしい存在です。力比べのような挟み合いを繰り返す様子は迫力満点で、まるで格闘家同士の対決を見ているかのような印象すら与えます。

第2位:マンディブラリスフタマタクワガタ(118.5 mm)

© Yasunori Koide / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

スマトラ島を中心に分布するマンディブラリスフタマタクワガタは、巨大なフタマタクワガタとして知られています。特にその太く湾曲した大顎が圧倒的な存在感を放っており、最大体長は118.5mmに達します。天然個体・ブリード個体いずれにおいても世界トップクラスの記録で、“Mandibularis”という名前は「顎の王」を意味します。その力強く反り返ったフォルムは標本としても美しく、昆虫展示会などでもひときわ目を引く存在です。

大顎の先端は鋭く分かれており、力強く相手を挟み込む動きはまさに武器そのものです。性格は荒く、ケンカっ早い個体が多いため、飼育時は隔離管理が推奨されます。非常に人気が高く、コレクターやブリーダーからは“キングオブフタマタ”と称されることもあります。その大きさと迫力、美しさを兼ね備えた理想的な存在として、多くのファンの心を掴んで離しません。また、人工飼育でも大型化しやすい特性があり、飼育技術の進化とともに記録更新が続いている点も注目されています。

第1位:ギラファノコギリクワガタ(124 mm)

© L. Shyamal / Wikimedia Commons (CC BY-SA 3.0)

インドから東南アジアにかけて広く分布するギラファノコギリクワガタは、世界最大のクワガタとして知られています。中でもkeisukei亜種は特に大型化しやすく、最大体長は124mmに達する驚異的な記録が存在します。名前の“Giraffa”はキリンに由来し、その名の通り非常に長く伸びた大顎が特徴です。全体的にスリムで洗練された体形ながらも、迫力と存在感を兼ね備えた見事なフォルムを持ちます。特にその長い大顎のフォルムは標本としての完成度も高く、展示映えする種としても評価が高まっています。

その大顎は細くしなやかで、滑らかに湾曲しつつも内向きに鋭く反り返る形状をしています。戦闘的で攻撃性が高く、同種間での争いでは驚くほど激しいバトルを繰り広げることがあります。飼育下でも活発に動き回り、非常に丈夫な性質を持っているため、人気・入手性ともにトップクラスの存在です。まさに“クワガタ界の王者”と呼ぶにふさわしい存在感です。その姿を一目見ただけで虜になるファンも多く、世界中のブリーダーから圧倒的な支持を集めています。

まとめ

1位:ギラファノコギリクワガタ(124 mm)
2位:マンディブラリスフタマタクワガタ(118.5 mm)
3位:パラワンオオヒラタクワガタ(111.3 mm)
4位:エラフスホソアカクワガタ(109 mm)
5位:リノセロスフタマタクワガタ(109 mm)
6位:コンフキウスクワガタ(107.9 mm)
7位:ダールマンツヤクワガタ(106 mm)

今回のランキングでは、最大体長(顎含む)を基準に、世界中の巨大クワガタたちを紹介しました。上位にランクインした種の多くはインドネシアやフィリピンなどの東南アジアに生息しており、その地域の気候や生態系が大型個体の育成に適していることがわかります。

特にギラファノコギリクワガタの124mmという記録は、まさに桁違いの大きさで、昆虫の世界でも突出した存在です。こうした巨大種を飼育・観察することで、自然の多様性や進化の面白さを実感できるのではないでしょうか。次はどんな記録が更新されるのか、昆虫ファンならずとも目が離せません。

出典

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